お香典について

<例>

急な不幸があり、葬儀に出席することに。お香典はどのように、いくらくらいもっていけばいいのでしょう?

<解説>

香典の書き方は、宗教によって違ってきます。名前は必ずフルネームで書き、包んだ金額、住所氏名を忘れないように書きましょう。夫婦での場合は、連名で書きます。
●仏式の場合
「御仏前」・「御霊前」・「御香典」
※「御仏前」という表書きは一般的には一般的には四十九日以後の法事に用いますが、浄土真宗は葬儀でも「御仏前」とします。
●神式の場合
「御玉串料」「御榊料」「御神前料」「御神饌料」など。
※銀の水引を使用することが多い。蓮の模様が描かれていないものを選ぶこと。蓮柄は仏用です。のしはつけない。
●キリスト教の場合
「御花料」…カトリック、プロテスタントともに用いられる表書き。
「御ミサ料」…カトリック教会の葬儀に。
水引、のしは不要。
●相手の宗教がわからない場合
仏式、神式、キリスト式など共通に使用できる表書きが、「御霊前」ですが、蓮の模様があるものは仏式ですので、相手の宗教がわからない場合は模様の無い「御霊前」を使用します。ただし、浄土真宗やキリスト教のプロテスタントでは正式ではありませんので注意しましょう。

香典の額は故人との関係やつきあいの深さによって異なりましが、金額の目安としては以下のようになります。
●香典の金額の目安
全体 … 5千円
勤務先の上司 … 5千円
勤務先の同僚・部下 … 5千円
勤務先社員の家族 … 5千円
祖父母 … 1万円
両親 … 10万円
兄弟姉妹 … 3万円
おじ・おば … 1万円
その他の親族 … 1万円
友人。知人(またその家族) … 5千円
隣人 … 5千円
その他 … 5千円

●文字は薄墨で書きます
マジックやボールペン、サインペンなどは相手に対して大変失礼になります。どうしても筆がない場合は、やむを得ませんが、文具店などでは、薄墨の筆ぺんなどもありますのでふだんから準備しておくようにしましょう。


<状況>

このようなことは急な知らせが多く、準備の時間も少ないことが多いので、薄墨のペンや、不祝儀袋は家にひとつずつ位用意しておくといいでしょう。

<失敗談>

不祝儀袋を買いに、急いででかけましたが、店員さんにきいてみても、相手の宗教がわからなかったため、結局きめられませんでした。

メールのマナー
知ってる?★マナー事典

(C)2009 Blade-com